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STORY
この世とあの世の間、三途の川に棲む妖怪・外道衆が、密かに現世に出没し始めていた。
代々外道衆と戦ってきた侍一族・志葉家の現当主である志葉丈瑠は、シンケンレッドに変身し日々外道衆の尖兵・ナナシ連中を退治していた。
戦いを見届けた志葉家のジイ・日下部彦馬は、次第に激化していく戦いから外道衆の真なる復活が近いと予測。
丈瑠に対しこれに対抗するため家臣の集結を進言する。しかし丈瑠は、今の時代に殿様として他者の上に立つことへの不快感や、見ず知らずの彼らを戦いに巻き込みたくないという思いから、それを拒絶する。
ある日、ついに外道衆の幹部たちが目覚め、この世への本格的な襲撃が始まる。機が熟したと見た彦馬は、独断で志葉家家臣が育て上げた4人の若者を招集。
ここに5人の侍・シンケンジャーが勢ぞろいし、外道衆との長き戦いが始まる。

 【登場人物】
【シンケンジャー】
はるか昔から外道衆と戦ってきた侍たちの末裔。「殿」と呼ばれる志葉家の当主とその家臣たちにより構成される。
書かれた文字が司る力、『モヂカラ』を具現化させる術を代々受け継いでいる。
但し漢字の書き順を間違うと具現化しない。
口上は「天下御免の侍戦隊・シンケンジャー、参る!!」(集合時)、「これにて一件落着」(勝利後)。
シンケンレッド
志葉 丈瑠
(シバ タケル)
「火」のモヂカラを受け継いだ侍で、シンケンジャーのリーダー。
代々外道衆と戦ってきた由緒正しい侍・志葉家の十八代目当主。
平和や命を大切に思う気持ちは強く、それ故家臣には弱みを見せることなく厳しく接し、時に非情とも思える態度や言葉を投げかけることもある。しかし、決して彼らに冷たい訳ではなく、幼少時の外道衆の襲撃により両親を亡くしたこともあり、当初は会ったこともない家臣たちを戦いに巻き込むことが嫌で1人で戦おうとしていた。
弱みを見せないのも「自分が弱みを見せたら四人の士気に影響する」という彼なりの思いやり。
決め台詞:『シンケンレッド! 志葉 丈瑠』
シンケンブルー
池波 流ノ介
(イケナミ リュウノスケ)
「水」のモヂカラを受け継いだ侍。
実家は歌舞伎役者の家元で、父からは武道や志葉家への忠義を叩き込まれた。
丈瑠に対し常に忠実だが、一方でかなりの天然ボケな面を見せ、メンバーにあきれられることもある。
決め台詞:『シンケンブルー! 池波 流ノ介』
シンケンピンク
白石 茉子
(シライシ マコ)
「天」のモヂカラを受け継いだ女侍。
冷静だが面倒見の良い性格で、シンケンジャーになる以前は幼稚園でバイトをしていた。
丈瑠以外の4人の中では1番字が上手いが、一方で料理の腕はかなりマズイ。
決め台詞:『シンケンピンク! 白石 茉子』
シンケングリーン
谷 千明
(タニ チアキ)
「木」のモヂカラを受け継いだ侍。
お調子者で戦闘でもその態度を崩さない。ゲームと買い食いを好む。メ
ンバーの中で特に現代っ子気質のせいか、丈瑠やジイに対してシニカルな態度を見せる。
訓練を真面目にしなかったため、丈瑠から実力は他の家臣より一段劣ると評される。
決め台詞:『シンケングリーン! 谷 千明』
シンケンイエロー
花織 ことは
(ハナオリ コトハ)
「土」のモヂカラを受け継いだ京都弁の女侍。
笛が得意で、以前は田舎で竹細工職人をしていたが、身体の弱い姉に代わりシンケンジャーになる。
丈瑠を「殿様」と呼び慕っている。
穏和で純粋な性格であるが、基本的に努力家。
決め台詞:『シンケンイエロー! 花織 ことは』
 
日下部 彦馬
(クサカベ ヒコマ)
志葉家の家臣。
愛称は「ジイ」。
大勢の黒子達を引き連れており、彼らと共に丈瑠の親代わりを務めてきており、丈瑠が唯一弱い一面を見せることが出来る人物。