□機種…スーパーファミコン
□発売日…1996年03月22日
□定価…7,800円 |
□解 説□ |
この作品は、今までの「スーパーロボット大戦」シリーズと違い、完全にオリジナルの世界観だけで構成されている。物語の舞台になっているのは「EX」と同じ地底世界ラ・ギアスだが、ガンダムやマジンガーZといったアニメ作品のキャラは、まったく登場しない。
登場するユニットは、全てリアル等身になっており、マップも斜め見下ろし型に変更された。また、キャラクターの表情も数種類用意されており、物語を盛り上げてくれる。
物語は、第1章(「第2次」以前のマサキの過去)と、第2章(「第4次」以降のラ・ギアス)という2つの章で構成されている。
龍神自身このゲームは非常におもしろかった記憶がある。是非PS版での登場を節に願っている。 |
第1章 □解 説□ |
第1章は、マサキがラ・ギアスに召喚されてから、魔装機神サイバスターのパイロットに成長するまでの過程が描かれている。「EX」に登場するキャラの過去が語られているので、第1章プレイ後に「EX」をプレイすると色々な真実がわかる。 |
第1章 □STORY□ |
地球の内部にある、地底世界ラ・ギアス。そこで最大規模を誇るラングラン王国では、遅くとも10年以内に魔神現れ世界が滅ぶという予言を知り、世界を救うために魔装機神計画を発動させた。
魔装機計画とは、人のプラーナ(精神エネルギー)によって、無限の力を引き出す人型兵器を開発するというものだった。
しかし、完成した魔装機を動かすには、一般の人々が持つプラーナより、強いプラーナが必要という欠点があった。
ラングランの王、アルザール=グラン=ビルセイアは、ラ・ギアスの人々より高いプラーナを有する地上の人々を魔装機のパイロットとして召喚することを決意し実行する。そして、地上人マサキ=アンドーがラ・ギアスに召喚された。
魔装機のパイロットになったマサキはテロリストとの戦いで、パイロットとしての能力を開化していき、魔装機神サイバスターのパイロットに選ばれる。
サイバスターの能力を試すため、地上に出たマサキは、国連の開発したロボット・グランゾンに乗るシュウ=シラカワと出会う。シュウに危険な物を感じつつも、マサキはラ・ギアスへと戻る。
やがてラングラン王国を巡る戦いが勃発。マサキたちが敵の陽動作戦に引っかかり、出撃している間に王都に敵の部隊が迫る。
王都に戻ったマサキが見たものは、地上で見たグランゾンと壊滅した王都だった。シュウは、マサキに「地上で一仕事ある」と告げ地上へと消えていく。
マサキは、ラングランのことをヤンロン達に任せ、シュウを追って地上へと向かう。 |
第2章 □解 説□ |
こちらは、「第4次」後の物語で、ラ・ギアスに戻ったマサキ達の会話から始まる。
戦い続くラ・ギアスに、真の平和を取り戻すため、マサキ達が、バゴニアやシュテドニアス、そして邪神ヴォルクルスと同化して復活したルオゾールと戦う。
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第2章 □STORY□ |
ゲスト達との戦いを終え、地底世界ラ・ギアスへと戻ってきたマサキたち。ヤンロンは、修行をするためマサキ達と別れ1人旅立った。
マサキ達が戻ってきた頃、ラングラン王国では復旧作業が進み、戦乱で受けた傷跡から立ち直ろうとしていた。
そんな中、自分が戦いの邪魔になっていると知った、義妹プレシアが家出をしてしまう。マサキ達は、プレシアを追ってバゴニア領内へと向かい、剣聖シュメルと会う。やがて、バゴニア軍のジノがプレシアを保護していることが判明し、プレシアと合流する。ラングランへの帰還途中で、必殺技を修得したヤンロンを見たマサキたちは、イブン大神官の協力を得て、必殺技を修得することに成功する。
一方、魔装機の開発者であるウエンディは、苦悩していた。彼女の中には死んだ姉テューディの魂が生き続けていたのだ。覚醒したテューディは、未完成だった魔装機イスマイルを完成させてしまう。イスマイルは完成直後に暴走してしまい、マサキ達によって破壊される。イスマイル破壊後、イブン大神官にウエンディを治療してもらうため、ソラティス神殿へと向かうマサキ達。彼らが戻った時、高い再生能力を持ったイスマイルが復活し、ラセツによって奪われるという事件がおこった。ラセツの乗るイスマイルと戦うマサキ達は、苦戦しながらも、完全にイスマイルを破壊することに成功する。戦いが終わって数日後。マサキ達は、シュウと再会しルオゾールが復活したことを知る。共同戦線をはったシュウとマサキ達の前に、ヴォルクルスと同化した真ナグツァートに乗ったルオゾールが現れる。苦戦するマサキ達だったが、特殊処理されたブラックホールクラスターとマサキ達の活躍により、ルオゾールは倒された。長かったラ・ギアスの戦乱が終わりを告げ、全土に平和が戻ったのだった。 |