イマジン

遥か未来から現代へとやって来た未来の人類。 現代へやって来ているイマジンは未来人の精神体で、触れればすぐに吹き飛ぶ砂のような存在でしかない。現代人に憑依し契約を交わすことにより、契約相手の心に残る「童話」や「昔話」のイメージに応じた異形の姿へと実体を取る。 過去を都合の良いように改竄し、現在や未来を変えることを最大の目的とする。 多くがカイに従い、自分達の時間を手に入れるために活動している。 彼らの本来の目的は、未来への分岐点を決定する「鍵」とされる桜井侑斗を抹殺、2007年の世界を自分達の存在する未来へと繋げること。 桜井が時間からの干渉を防ぐゼロノスカードを所持する関係上、彼を消し去るには、過去の時間を逃亡している桜井を直接殺害するしか無いため、カイが彼の逃亡先を突き止めイマジンを送り込んでいた。 最終的には全てのイマジンがカイと契約し実体化するも、未来は人間の未来へと繋がり、モモタロス達とデネブ以外のイマジンは消滅する。 　【イマジンの活動内容】 　〔契約者探し〕 現代に来て最初にすること。 実体を持たないため、発光する精神体で飛び回り契約に適切な人物を探す。 カイの指示で契約者を選んでいた。 　〔望みを聞く〕 契約者の思い描く童話などから自身の姿形を作り、その者の望みを聞き入れる。 望みを受け入れることにより初めて実体化となる。 　〔契約内容の実行〕 契約者の望みを叶えるために活動開始。 契約者の意思に関わらず殺人・略奪・破壊活動を平気で行う。 　〔契約完了〕 契約者の体をこじ開けて過去へ飛ぶ。 後に、イマジンは無作為に契約者を選ぶわけではなく、カイが自分の所持するカレンダーの手帳を元に突き止めた、桜井の逃亡した過去の時間に繋がりがある人間を契約相手に選んでいたことが判明。

カ　イ

イマジンが存在する未来から来たイマジン達のボスのような存在。 彼も特異点で、3000以上の精神体イマジンと自ら契約したイマジンを傍らに従える。 時間を破壊する能力を持つ。 基本的に穏やかな笑顔を浮かべているが、イマジンのことは使い捨ての駒程度にしか見ていないなど、その性格は冷徹かつ残酷。 口癖として『俺、そういう顔してるだろ?』 ライオン型のイマジンを従者にしている。 黒い日めくりカレンダー手帳を携行しており、ページの日付をなぞることで、自らの過去の扉を自由自在に開くことが可能。 無期限有効なものや存在するはずのない時間に設定されたライダーチケットを捏造することも可能。 身体能力は常人より高く、リュウタロスを上回る人間の精神を支配する能力も持つ。 目的は未来への分岐点を掌握し、未来をイマジンの時間に改変することであり、分岐点の鍵と目される桜井侑斗の抹殺を企てる 。しかし、戦いの中で良太郎の記憶を探ったことから愛理が真の分岐点であることを知り、全ての精神体イマジンと契約して実体化させ、総攻撃に乗り出す。 後に時間全てを破壊しようと目論むが、電王らにデスイマジンを倒され、他のイマジンらと共に砂となり消滅する。

バットイマジン（『卑怯なコウモリ』のコウモリ）

《身長：190cm/体重：117kg/契約内容：「無くしたキーホルダーを見つけること」》 良太郎に絡んだ不良グループの一人・テツオに憑依する。 「イマジンの使命」に忠実に行動し、それを無視して仲間である自分に襲い掛かってきたモモタロスに呆れ気味に応対していた。 契約満了のためにキーホルダーを所有する人間を無差別に襲い、キーホルダーを奪っては空から突き落とし、次々と殺害する。 契約が完了したことにより2004年の12月24日にタイムスリップ。 街を破壊し始めるも電王に阻止され、ギガンデス化した。 第1話、2話登場。

カメレオンイマジン（『カエルの王子』のカエル）

《身長：192cm/体重：114kg/契約内容：「死ぬほどの金を手に入れること」》 闇金融業者に追われていた山越に憑依する。 「死ぬほどの金」を手に入れるために事務所や現金輸送車を襲撃し、山越の部屋を埋め尽くすまでの金を盗み集めた。 伸縮自在の鞭での攻撃や、口から吐く火炎放射での攻撃を得意とする。また、色素粒を変化させて透明化することも可能。 契約が完了したことにより2006年3月15日にタイムスリップ、街を破壊し始めるも電王に阻止され、「俺の必殺技・パート2’」によって撃破される。 第3話、4話登場。

クラストイマジン（『サルカニ合戦』のカニ）

《身長：194cm体重：128kg契約内容：「サッカーのレギュラーになりたい」》 サッカー少年の斉藤大輝に憑依する。 契約を果たすため、大輝の所属するサッカーチームのチームメイトを次々と襲い重傷を負わせる。 モチーフはカニで水中戦を得意とするが、空を飛ぶことも可能 巨大なカニバサミを飛ばしたり、触手で攻撃する。 契約が完了したことにより2006年10月15日にタイムスリップ。サッカー大会の地区予選決勝のペナルティーキックで大輝がボールを蹴ろうとした瞬間に現れ、会場を破壊しようとするが、電王ソードフォームに阻止される。 報復として泳げない電王ソードフォームを海に引きずり込み窮地に立たせるが、電王はロッドフォームに変身。 ウラタロス（電王ロッドフォーム）の巧みな嘘によって陸上に誘導されて、ソリッドアタック及びライダーキックを受けギガンデス化した。 イマジン同士で戦う事を好まず、戦闘よりも「過去を変える」という使命の遂行を優先している。その為、電王とは積極的に戦おうとはせず、逃走する事が多かった。 第4話、5話登場。

クロウイマジン（『鳥の王様選び』のカラス）

《身長：201cm体重：137kg契約内容：「結婚するはずだった人を忘れる」》 離婚歴をもつ斉藤優美に憑依する。 契約を果たすため、彼女の思い出の曲であるアントニオ・ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」を奏でているあらゆるものを「消去!」の掛け声と共に神隠しする。 第7話登場。

ギガンデス

イマジンのイメージが暴走し巨大化した姿。 どの姿になるかはイマジンの特性に合わせて変わり、時には1体のイマジンから複数のギガンデスが出現する。

ギガンデスヘブン

空を飛翔するものを象徴した姿。 全身が白く顔は金色で、上半身はコウモリと鳥の合成、下半身は蜂の腹部のような姿をしている。

ギガンデスハデス

海や大地を這うものを象徴した姿。 金色の龍のような姿をしている。。

ギガンデスヘル

大地を駆るものを象徴した姿。 6つの目を持ち3本の角を生やした、牛に似た獣の姿をしている。