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 【STORY】

1986年。世間には人間に化け、人間の生命エネルギー・ライフエナジーを吸って生きるモンスター・ファンガイア族が跳梁跋扈し、それに気づいた数少ない人々がファンガイアと戦いを繰り広げていた。
腕利きのファンガイアハンターである麻生ゆりはターゲットであるファンガイアを追い詰めたものの、1人の男の乱入により取り逃がす。
ゆりの叱責を気にもせず彼女を口説きにかかる伊達男の名は、紅音也。腕利きのバイオリン製作者にして天才バイオリニストである彼は、こうしてファンガイアの存在を知ることとなる。
それから22年経った2008年。
音也の息子である紅渡は、父の遺したバイオリン「ブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るためにバイオリン職人として修行を続けていたが、他人との接触を極端に嫌う内気な性格のためあちこちでトラブルを起こしていた。
そんなとき、22年前に逃がしたファンガイアが再び出現。
ゆりの娘であるファンガイアハンター・麻生恵が戦いを挑むものの、その力に圧倒され危機に陥る。そのとき「ブラッディ・ローズ」の弦が突如として震え始め、それを聞いた渡は本能に突き動かされるようにファンガイアのもとに向かう。
奇妙な姿をしたコウモリ・キバットが渡に噛み付いた瞬間渡の身体は鎧に包まれ、異形の姿=仮面ライダーキバへと変貌を遂げた。


 【登場人物】
 現代編(2008年)の登場人物
 紅 渡 (クレナイ ワタル)
仮面ライダーキバに変身する青年(20歳)。
極端に気弱な性格で、人と会話するのが苦手。

普段は人付き合いを嫌って住んでいる洋館にこもり、ちょっとしたことでも傷ついて塞ぎこんでしまう。
職業はバイオリン職人で、父・音也の遺した名器「ブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るために試行錯誤を繰り返している。
職人としてはバイオリニストの中で隠れた名人と呼ばれるほどの凄腕だが、人との関わりを極端に避けるため仕事そのものはほとんど静香が斡旋している。
音也のことは知らないが、母親からは「心清く誠実な人間だった」と聞かされて育つ。
戦いも「ブラッディ・ローズ」の音に従って本能的に行っているだけで、何故自分がファンガイアと戦うのかは本人も解っていない。外の世界の厳しさに晒されつつも、戦いや恵、健吾たちとの交流を通して人間的に少しずつ成長していく。
 麻生 恵 (アソウ メグミ)
嶋をリーダーとするファンガイアハンター組織「素晴らしき青空の会」の一員(21歳)。
普段はモデルをしている。
ファンガイアスレイヤーの仕込まれたボウガン形の暗器を武器に使う。
社交的かつ勝ち気な性格で、内に篭もりがちな渡を見咎め社会に出るようしばしば叱咤する。
母親・ゆりを尊敬し、ハンターとして彼女の遺志を継ごうと努力を重ねている。
 名護 啓介(ナゴ ケイスケ)
「素晴らしき青空の会」のメンバーであり、ファンガイアに限らず世界中の犯罪者を追って懸賞金を稼いでいるバウンティ・ハンター。仮面ライダーイクサに変身する(22歳)。
変身後の台詞は『その命、神に返しなさい!』
得た賞金は全額恵まれない子供たちに寄付し、そのかわりに捕まえた賞金首の衣服から必ずボタンを取って保存する。相手を諭すような口調で喋るのが口癖。
一見すると強く高潔な人物であるが、その実「弱い者の上に立って気持ちよくなりたいだけ」と恵に指摘されるように、非常に慇懃無礼な面があり、自分より弱いと見た者は見下しがち。
キバが渡の変身した姿であることは知らず、更にファンガイア以上にキバに対して激しい敵愾心を燃やし抹殺しようする。
キバやファンガイアを倒す為ならば手段を選ばない。
 野村 静香(ノムラ シズカ)
14歳。渡にバイオリンを習うため彼の住む洋館に出入りする中学生。誰に対してもはっきりと物を言うしっかり者。「渡のお母さん」を名乗り、あまりにも社交性のない渡を社会に溶け込ませようと、バイオリン職人としての仕事を斡旋するなど積極的に世話を焼いている。あまりにも渡を思いやるあまりに少々過保護な面があり、それを恵に指摘されたときには涙ぐむなど、素顔は歳相応の少女である。キバットの存在は認知しているが、キバやファンガイアのことは知らない。
実はドラムが得意という隠れた一面を持っており、渡と共々健吾のバンド「イケメンズ」に加入した時はドラマーとして健吾にも太鼓判を押されたことがある。
 襟立 健吾(エリタテ ケンゴ)
メジャーデビューし「音楽で人をジンジンさせる」ことを夢見るロックンローラー(21歳)。
関西弁で、得意料理はお好み焼き。
バンド「イケメンズ」を結成しひたすら夢を追い続けていたが、その強引さに愛想を尽かした他のバンドメンバーに逃げられて困っていたところでロックに興味を持った渡と出会い、意気投合して親友になる。
自分が良いと思ったものを何でもロックにこじつけて解釈する癖があり、キバや名護に命を救われたことで彼らを勝手に崇拝、名護に強引に弟子入りする。
考えるより先にその場の感情で動いてしまうタイプで、強引かつ自己中心的な言動も多い。
しかし興奮がおさまれば思慮分別をわきまえた行動ができ、実は気のいい好漢である。
音楽に賭ける情熱は渡にも引けを取らないほど強く、それ故にジャンルこそ違うが渡の腕や夢についても高い評価をしている。
 過去編(1986年)の登場人物
 紅 音也 (クレナイ オトヤ)
渡の父親となる男(23歳)。
仮面ライダーイクサの装着員
音楽と女性をこよなく愛するバイオリン製作者にして、天才バイオリニスト。そのバイオリンの腕は圧倒的で、聴く者全ての心を奪う。
性格はキザかつ底抜けの自信家で、かなりの女好き。
非常にデタラメな私生活を送っており、奔放かついい加減な男。しかし本気で惚れた女や音楽に対しては真摯であり、音楽を冒涜する者に対しては激しい怒りを見せる。
ファンガイアに遭遇しようと大切なもののため全くひるまず立ち向かう強い心を持ち併せている。
偶然知り合ったゆりに惚れ、しつこくつきまとって口説くが相手にされない。
ファンガイアや「素晴らしき青空の会」の存在を知り、ゆりの傍にいたいがために青空の会への入会を希望するも失敗。
音也の優しさにゆりの心を開くことに成功し、ゆりの心が離れたことで去った次狼に替わって「素晴らしき青空の会」のイクサ装着者となる。
 麻生 ゆり(アソウ ユリ)
後に恵の母親となる女性。現代編では故人(20歳)。
「素晴らしき青空の会」に所属するファンガイアハンターであり、普段は「カフェ・マル・ダムール」のウェイトレスをしている。
サーベル状の暗器・ファンガイアスレイヤーを武器に戦う。
イクサシステムの開発者であった母・茜をルークに殺害されており、それによりイクサを装着してのファンガイア討伐を強く望むが、イクサのロールアウト後はシステムの副作用から装着者には選ばれなかった。
男勝りな口調で職務に対しては非常にストイックだが、心やさしい女性。
任務中に偶然出会った音也に惚れられつきまとわれているが、当初は自堕落な音也を嫌って常に冷たくあしらい、次狼の強さに心惹かれ、彼の正体を知らぬまま恋人関係になる。
その後、音也の優しさに惹かれていき彼女の心は音也へと移り、次狼の正体をしると別れ音也と交際を開始する。
 現代編・過去編共通の登場人物
 木戸 明 (キド アキラ)
55歳(過去編33歳)。
「素晴らしき青空の会」の溜り場でもある喫茶「カフェ・マル・ダムール」のマスター。
コーヒーのブレンドの腕は一流。
嶋とは健康オタク仲間で、22年前から毎日体脂肪率を測って競争をしている。
普段は温厚な性格だが、コーヒーに関してはこだわりがある。
おニャン子クラブ、特に山本スーザン久美子の大ファン。
 嶋 護 (シマ マモル)
55歳(過去編33歳)。
計り知れない財力とコネクションを持つ、ファンガイアハンターの組織「素晴らしき青空の会」を率いるリーダー。
キバに対しては「ファンガイア以上の危険な存在」になる可能性もあると考えているが、現時点では静観している。