【ワーム】

隕石ともに地球に飛来した地球外生命体。 地球上に棲息する虫・甲殻類に似た外観・特性を持つ。 高度な知性と特殊な形態・能力を駆使し、密かに人間を殺害しながら繁殖する。 渋谷隕石ともに飛来し、地球に侵入したワームは、基本的には単独行動が主、各々が人間社会に潜り込むため人間を殺戮する。 中にはワーム全体の繁栄のため、多数のワームを従えグループを形成し活動する者も存在する。 　<形　態> 　サナギ体 第1形態。 通常兵器でも倒すことは可能。 体色は緑色の通常種の他に、外殻が固くクロックアップした物体を視認が可能な、白い変種が存在する。 　成虫体 サナギ体から脱皮した第2形態。 サナギ体と違い体色や形状は多彩。 　<能　力> 　擬態（ドッペルゲンガー）能力 姿を人間そっくりに変えることで人間に擬態する。 擬態の際にはオリジナルの人間の記憶をも引き継ぐことが可能で、元の人間と入れ替わることが可能。 神代剣=スコルピオワームのように擬態の際自分がワームであることを完全に忘れ人間だと信じ込み、通常時は人間態でしか活動しない者もいる。 極度のダメージを受けると擬態を維持することが困難になるほか、ZECTが開発したアンチミミック弾により一時的に擬態が解ける。 　超高速移動（クロックアップ）能力 脱皮して成虫体となったワームはクロックアップが可能。 クロックアップ状態では人間には視認不能となり、目にも留まらないスピードで人間を襲う。 マスクドライダーシステムを装着した者でなければ倒すことは極めて困難。

間宮　麗奈

ウカワームが擬態した喪服を着ている美女。 ワーム軍団の重要人物として、人間社会に潜伏、ワームの益となる情報を探る。 ワームの中でも特に優れた知能と戦闘能力、冷酷性を持つ。 一時ZECTに接近、幹部・三島と結託する。但し関係は、損得勘定のみの関係。 一時期ワームとしての記憶を失い、人格が擬態された麗奈に変わった際、大介と恋に落ちる。

乃木　怜治

ワーム軍団の首領・カッシスワームが擬態した、黒服の男。 麗奈が倒された後表舞台に姿を現す。 カブトたちとは再生能力により3度対決。 3度目の対決では人類への総攻撃「ハルマゲドン」を開始する。 擬態状態でも高い格闘能力を有している。

根　岸

終盤に登場したZECT評議会のメンバーの一人であり、ネイティブ。 スカジャンを着た壮年の大柄の男。 誰に対しても友好的で非常に腰が低く口調も親しげだが、一旦怒るとドスの効いた声になる。 ZECT評議会の代表者的存在。 ワーム感知能力を有するネックレスを一般に配布し、もう一つの能力を利用のネックレスによる人類全ネイティブ化により地上を制覇しようと企んでいた。

三島　正人

陸の側近。（25歳） 主に末端部隊に通信で指示を伝える。 味覚がなく、栄養補給はサプリメントで行う。 冷酷な性格で、ワーム殲滅のためならば手段も選ばない。 人類を護ると言う理念よりも、ZECTという組織そのものを守るという意識が強い。 終盤に陸への不信から、根岸と手を組み、ZECTのトップになる。 自らの肉体を最強のネイティブ・グリラスワームへと変貌させる。

立川 　大吾

普段は保育園に勤務する青年に擬態したワーム。 本編中最初に自らをネイティブと呼び、渋谷隕石落下後に発生したワームと自分達が対立していることを明かす。登場当時全てのゼクターを集めようとする天道を諌めるが、コキリアワームの手にかかり致命傷を負う。そしてひよりの居場所を天道に言い遺し、息絶える。ネイティブであるためかゼクターを操る術を心得ているようで、カブトゼクターを手なずけ更にはドレイク・サソードに変身した。

ネイティブ

35年前に隕石とともに地球に侵入した別種のワーム。 渋谷隕石とともに侵入したワームとは敵対関係で、命を狙われている。 地球に到達した当時、近い未来に敵対するワームが地球に侵入することを予期し人類と接触。 自分達の身を守るため人類と手を組み、彼らと共にZECTを結成。 マスクドライダーシステムの開発を促す代わりに、システムを装着した人間に自分達を守ってもらうという契約を交わした。 裏では人間に成り代わり自分達が地球の支配種となるのが目的。 中には、ひよりや田所など純粋に人間との共存を望む者も僅かながら存在する。